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特集

「第20回平和のための戦争展喜多方」

 今回は、B29爆撃機のプロペラや青い目の人形5体、アウシュヴィッツ収容所遺品、戦死者名簿などの展示に加え、20周年記念企画として、これまで反響の多かった企画、「日本で初めて兵役を拒否した人・矢部喜好」(喜多方市山都町出身)の資料や戦場に連れて行かれた馬をはじめとする動物たちの資料「戦争に行った動物たち」、「戦争をするために大人たちは何を決めたか」など、子どもたちに平和の大切さをわかりやすく説明した企画なども展示され、小学生、高校生をはじめ、市民約850人(うち450名が子どもたち)が来場しました。

◆7月5日(土)午後1時30分〜「特攻艇・震洋隊員の体験」

○菊地 貞吉 氏(市民)
 17歳で志願して入隊。戦争に行くのは当たり前で、ラジオも新聞も映画も戦果しか報道せず、戦死するかもしれないなどとは考えもしなかった。その後、横須賀の「海軍水雷学校」に入り「水上特攻隊」(飛行機が足りなくなったので組織された)に配属された。そこで1年間訓練を受け、小笠原の父島に向かった。
 父島に向かう途中、船が魚雷に攻撃され沈没した。夢中で泳いで浮かんできた板切れにつかまったが、そこにサメが襲ってきた。「サメが来た!」と騒ぐといったんは離れるが、またやって来る。サメは自分より大きなものは襲わないというので、足に自分のフンドシを結んで大きく見せ、未経験者を真ん中にし、経験者は周りを固めて皆で泳いだ。板切れにつかまったまま助けに来るまで軍歌を歌ってしのいだが、サメに太モモや脇腹を噛まれたり、力尽きたりで、船に引き上げられた人は3分の1しかいなかった。自分が助かったのは、運が良かったし、若かったのも幸いしたと思う。
 特攻艇「震洋」を初めて見た時はこんなモノで戦うのかと落胆した。「震洋」はベニヤ板で出来た全長5メートルのボートで船首に250キロの爆薬と船尾に車のエンジンを積載していた。夜に出撃し、相手の大きい艦船に体当たりし爆発させる。艦船の50メートル手前でハンドルに鍵をかけて固定し、乗員は海に飛び込んで逃げる。その後、泳いでいると助けに来るというシナリオだが、敗色濃厚ではそれもなくなった。当初、レイテ湾でやった時には1回は成功したそうだが、2回目からは艦船の周りに木材を浮かべて防御され、そこで爆発、失敗し続けた。
 兵隊を見れば死んだ友達を思い出す。船に乗れば沈んで泳いだことを思い出す。もう駄目だと思ったのは、船が沈んだ時と敵の飛行機に襲われた時と艦砲射撃で右耳が聞こえなくなるケガを負った時。人間が苦しむ所をさんざん見た。戦争は絶対にするべきではないと思う。自分は何のために戦争に行ったのかと今でも疑問に思うのです。

◆7月5日(土)午後3時〜「勤労動員の体験」
○森田ヤス子 氏(市民)

 昭和19年10月、在学していた若松高等女学校(現会津学鳳高)からは117人が動員され、自分は神奈川県小田原市の国産電機小田原製作所での勤労動員だった。工場では特攻隊が乗る戦闘機のエンジンの一部を作った。
 寒さと空腹で手の感覚がなくなると仲間と順番に裸電球に触って温めた。部品の一部を壊したりすると将校に怒られたが、それでも日本が勝つまでは泣いてなるものかと歯を食いしばって頑張った。
 七人兄弟の長女として、国のため兄弟のための一心で耐えた日々を今でも悔やんでいる「青春も勉学も犠牲にしたあの時間は何だったのか」と。
(※勤労動員〜戦時体制下において政府の命令によって、本人の意思にかかわらず強制的に労働力を動員すること)

○花見 彦雄 氏(市民)

 喜多方における中等学校の勤労動員は、では昭和13年から始められ、はじめは出征遺家族への援農作業や集団訓練が行われたが、のちには、奉仕や訓練の域を超え、食糧増産・工場労働・土木工事・工場防空壕構築などあらゆる業務が強制された。
 喜多方中学校(現喜多方高校)では戦争の激化とともに軍事にかかわりを持つ部が生まれた。国防競技部は戦闘訓練を、海洋部は荻野でボートを使っての手旗信号訓練などを行い、将来の軍幹部を目指す生徒が集っていた。その中に滑空部があった。グライダーを20人位で引いて滑空させ訓練するものだった。しかし、訓練中に落下し大破、1機補充したものの再び壊れ、補充不能の中、勤労動員が日常化して、いつしか滑空部は消えてしまった。

「フィリピン・ミンダナオ島からの引き揚げ体験」
○衣山 武秀 氏(棚倉町在住)

 祖父や父の仕事の関係で1934年ミンダナオ島で生まれた。1941年7才の時、12月8日に太平洋戦争が勃発。フィリピンに上陸した日本軍による住民の虐殺が始まる。日本の子供たちは寄宿舎に疎開したが、そこで見た光景は今でも忘れられない。日本軍はバナナ畑に掘った大きな穴の前にフィリピン人捕虜を並んで立たせ、銃剣で突き刺して殺害し、その穴に投げ入れていた。この時に聞いた悲鳴やうめき声が今でも耳から離れない。戦争とはこうゆうものだと思い知った。
 1945年アメリカ軍が上陸。4月29日には日本軍、民間人のジャングルでの逃避行が始まる。反戦を知らず、信じず、10月まで逃げ続けた。ジャングルでの生活は自殺する人や病気になる人が続出した。
 10月上旬にジャングルを出てアメリカ軍に投降、キャンプでの生活が始まる。その際にフィリピンの人たちから、この家族は私たちフィリピン人を差別せず親身になってくれた良い人たちなので助けて欲しいとかばってもらった。その時、戦時中で敵味方に分かれても、心は通じ合えるものなのだなと感じた。
 その後日本に帰還したが、その途中で原爆投下直後の広島を見て衝撃を受けた。二度と戦争は繰り返してはならないと強く思う。私は現在、機会を見つけては戦争の悲惨さや平和の尊さを子どもたちに伝えています。


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お知らせ

トピックス

▲コープあいづ 『ラブコ・ファンクラブ』会員募集!

 子育て中の組合員さんにインターネットを活用した「ラブコ・ファンクラブ」を開設し、会員を募集いたします。
 「ラブコ・ファンクラブ」は会員さんに生協で選定したCOOP商品の特徴や良さを確かめていただく為に、食べたり使ったりした感想や情報を自由にブログやFacebookに書いていただき、食育を含めた情報交換や交流の場を兼ねた「ママ(パパ)カフェ」とします。

◇クラブの活動内容◇

 ・8月より2ヶ月に1回、COOP商品を利用いただき、感想や食べ方を「ラブコ・ファンクラブ」のブログやFacebookに記入いただきます。

◇応募条件は…◇

 ・小学6年生までのお子様をお持ちの組合員さん。
 ・インターネットメール受信ができ、ブログ等へ書き込みをしていただける方。

◇人  数◇

20名程度 *応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。

◇応募方法◇

 ・ホームページより:コープあいづのホームページの応募ホームに入力いただくか、応募用紙をダウンロードし、ご記入の上、メールでご応募ください。
 ・サービスカウンターで、「応募用紙」をもらって、必要事項を記入いただき応募ください。
※頂いた個人情報は、「ラブコ・ファンクラブ」運営の為の連絡、イベント案内等に利用させていただきます。(コープあいづ個人情報保護方針 http://www.coop-aizu.jp/about/isms.html

◇応募締め切り◇

・8月20日(水)

◇モニター商品のお渡し◇

・第1回目は8月末を予定しています。
※店舗や宅配(共同購入利用の方)でお渡し。8月お渡し商品「COOPスパゲティ(300g×2袋)」、「たまごスープ(5袋入)」
 ・第2回目は10月、3回目は12月、4回目は2月を予定しております。

◇お問い合わせ◇ 

 生活協同組合コープあいづ 組合員活動部 担当:猪瀬(いのせ)
 TEL:0241-22-1041 Mail:m_inose@coop-aizu.jp

▲くらし見直し講演会のご案内“認知症や介護は怖くない”

親族や配偶者の介護は、いまだに多くの女性が担っています。いまや子育てではなく介護のために職場を去る女性も増えています。公的介護保険の使い方や成年後見制度の活用を知っていたら、ライフプランも変わってきます。講師が経験を踏まえて、具体的にお話しします。

日 時*平成26年10月2日(木)10:00 〜 12:00
会 場*会津若松市文化センター
対 象*認知症や介護を不安に思っている方へ!!
募集人数*80名(先着順) 応募締切*9月26日(金)
500円(資料代・他)
講 師*井上 康子 先生

井上 康子(いのうえ・やすこ)プロフィール
不動産鑑定士事務所、信託銀行、独立系FP事務所を経て、FP会社アロマプランニングを設立。社会福祉士。不動産コンサルタントマスター。エンディングノートセミナーや子育てセミナー等の講師や相続・不動産・介護の個人相談などで活動中。

お問合せ先:コープあいづ共済課LPAの会 担当:武藤
TEL: 0120-940-954 FAX: 0241-24-3504

広報誌の感想や要望、あなたの“お気に入りのコープ商品”を教えて下さい! 

●広報誌の感想や要望、あなたの“お気に入りのコープ商品”を教えて下さい! 
 広報誌の感想やあなたのお好きなコープ商品とその商品が好きな理由やレシピ等を書いて、ハガキで下記の住所までお送り下さい。抽選の上、500円の商品券を進呈いたします。
【あて先】〒966-0818 喜多方市字二丁目4669-2
  生活協同組合コープあいづ本部広報委員会  担当/大竹
          TEL 0241(22)1041 FAX 0241(24)3504
【〆切日】8月30日(土)まで。

理事会だより第3回 定例理事会報告

1.諸経過報告
@常勤理事会報告
6月度の供給高は前年比101.4%、予算比99.9%で、店舗は前年比101.8%、予算比100.1%、宅配は前年比99. 0%、予算比98. 9%でした。
A県南生協の事業状況が高笠執行役員(県南生協専務理事)より報告されました。
B2014年度の年間監査計画について
C中国製餃子事件の内部としての収束判断報告について
Dラブコファンクラブの実施について
E「集団的自衛権」閣議決定抗議文について

コープあいづの状況

(2014年6月20日現在)
●組合員数……… 49,824人
(全会津世帯数比48.7%)
●班  数……… 4,291班
●班員数……… 10,462人
●出資金額… 13億4,159万円
● 牛乳パック回収状況
1990年1月〜2014年7月20日まで
396,975kg(7月は1,140kg)

編集後記

 さる7月5日〜8日、喜多方市にて「第20回目の平和のための戦争展」が開催されました。20年前に“子供や若者を再び戦争に送らない決意と行動”の起点として、市内の有志により始められた戦争を考える展示会です。
 7月5日には特別企画として「海軍特攻艇・震洋隊員」となった菊池貞吉氏より戦争体験の講演がありました。菊地さんは、乗っていた艦船の沈没とサメの恐怖、耳に障害を受けた艦砲射撃、戦友の死など、心と体に深い傷を受けられた辛い体験を切々とお話しされました。
 最後に菊地さんが読まれた短歌の一部には「此の戦争、誰に責ある国民のすべて 懺悔す くり返すまじ」とありました。これを聞いた時、思わず涙がこぼれ、そして思いました。
 戦争からは何も利益は生まれないこと、現在の平和は多くの犠牲の上にあることを。
 子供たちの未来のために、戦争は二度とくり返してはならないと切に願うばかりです。

≪K.S≫

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